Vol.506「特別授業2」

前回の独り言について「実際どんなことを話したのか」「反響はどうだったのかなど」のご意見を思った以上に頂戴してしまい、もう少し詳しく書いてみようと思う。

僕の持ち時間は70分で、話した内容を目次&要約風に表記すると以下となる。
1.自己紹介 … アイスブレーク

2.仕事についての質問 … 仕事が自分事であることを認識してもらう
(1)仕事にどんな印象を持っているか
(2)将来、仕事をするか

2.これまでの仕事 … 多様な仕事があること、同じ会社でも仕事が変わること、会社規模によって担う仕事の範囲が違うことの理解、仕事選びのポイント、(仕事は楽しい)
(1)会社での仕事とは … 仕事を定義してみる
 >会社は「価値」を提供しその価値によって「対価」を得ている。仕事はその価値提供する工程や担う役割。得られた対価はその役割を担った人の報酬となる
(1)大手企業期
 >吃音癖を直そうと決心し営業職をするために就職先を選ぶ
 >入社当初は吃音の影響もあり全く成績が上がらず低迷
 >吃音壁を克服し成績が上がり始める。後に成績上位の常連に
 >異動してキャリアアドバイザーに。大好きな仕事に出会う
 >教育部門に異動し、社員の育成を行う
(2)ベンチャー企業期
 >将来の企業を見据えて、その準備的な位置付けで転職をする
 >多様な仕事を経験
 >起業のきっかけとなる経験「リーマンショック時の人材動乱」「就活生のニート化」を得る
(3)起業期
 >「農業体験」で事業を起こす。宅配が好評、田舎野菜の価値を知る
 >顧客からの誘いで飲食店を開店
 >地元野菜流通の市場の大きさと社会的な意義を実感し事業化を決意
(4)経営者期
 >株式会社まごやさいの設立
 >ビジネスコンテストに積極的に応募、事業認知が広がる
 >他社からの誘いがあり、別な会社の事業責任者も兼務

3.地域で起こした事業 … 事業と地元の関わり、事業の継続は実績が伴ってこそ、今後の目標
(1)事業内容
 >事業内容の図説、システム化、事業工程の特徴とポイント
(2)事業の実績
 >MAGO-NETの貸し出し、表彰歴、メディア
(3)今後目指していること
 >県内での展開、全国での展開

4.仕事について知っておきたいこと … 学生生活で得るもの・ことは将来の仕事につながること、目標の重要性
(1)仕事の捉え方
 >福沢諭吉の仕事観
(2)仕事の構造
 >アイスバーグモデル
(3)仕事の進め方
 >PDCAサイクル
 >失敗は誰のせい?
(4)夢の実現
 >願望は夢じゃない。夢を目標化する
(5)目標の循環
 >目標が意思を生み、意思が行動につながる
(6)チャンスの話し
 >チャンスは平等ではない。行動量に比例する
(7)できる人
 >知っている人と出来る人は違う。できる人間になるためのプロセス

5.メッセージ
(1)未来は今と同じじゃない
(2)お伝えしたいこと

こうして書いてみると結構なボリューム。4は時間調整弁として進行具合でいくつか端折ろうと思っていたが、実際には全て触れてちょうど時間内に収まった。

翌週には事後学習で書いた生徒さんのレポートが届いた。次回はそれに触れたいと思う。

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