Vol.498「トラブル」

夜明けが一気に遅くなり荷物を送り出す時間はまだ暗い。肌寒いくらいの方が野菜の管理は楽で、積み込みにもあまり気を使わなくなった。

野菜を送り出した後、少し仮眠して庄原に向かった。農吉が「地域再生大賞」にノミネートされ（地域づくりに挑む団体を応援するため共同通信と地方新聞が設けた表彰制度、各紙の推薦を経て全国50団体が一次選考を通過）、本日選考委員2名が現地調査に来られた。僕は農産物流通の説明を仰せつかった次第。快晴、農吉が委託運営するみのり保育所（本社の横にある）運動会の賑やかな声がなかなか良い雰囲気を醸し出してくれた。僕の持ち時間は30分ほど、小さな農家さんの野菜を広島市内を中心に流通させていること、コミュニティー形成の一助となっていること、システムを活用した販売もしていること、鮮度重視の納品体制など話していたらあっという間に終わってしまった。手応えは、、、よく分からない。少なくとも悪い印象は与えてないのではないかと思う。

説明後は慌てて向原に引き返した。トラブル情報が入り（何と某●●●運輸が手違いで荷物を営業所に留め置いていた！怒）、その対処をするためなのだが、こんな時に限って携帯をまごやさい保冷車に置き忘れてしまい、また、パソコンも家に置いたまま。早くフォローしなくてはと気は急くも50kmの距離が縮まるはずもなく、1時間後にようやく帰宅、機を同じくして妻も帰ってきて、手分けしてお客様に連絡を入れた。法人3件に個人1件、本来昨日届いているはずの荷物がまだ近くにあることが本当に申し訳なく、また悔しい。幸いお客様には事情をご理解いただき、運送会社からの補償などに話もつき、一応一連の対処は終えることはできたが、、、やっぱりスッキリしない。

遅めの昼食を取ると一気に睡魔が襲ってきて30分ほど横になった。寝覚めは最悪、夕日の風景と寝起きが上手く自己調整できていないのか、気分が悪い。しばらくボーっとして冷水の飲み、軽めの筋トレをしたら徐々に戻ってきた。が、集中できるまでには至らず今日の残りの仕事は明日に先送りを決め、本日最後にこの独り言を書いている状況。

やっぱり最後まで戻らなかった。本日これにて終了。