Vol.497「訪問」
2019年9月28日
あっという間に9月ももうすぐ終わり。まごやさい6期初月を大事に丁寧に進めるつもりが、5期にそのまま流され、無抵抗のまま月末に漂着した感じだ。
8月盆明けからスタートしたニチエーEKICTY広島店への納品工程の試行錯誤が続き、農吉では関わる事業範囲が広がり会議や商談の参加が増え、助成金を絡めた販売強化は途中の軌道修正で右往左往、取引先からの販促協力の依頼、軽減税率対応に伴うシステム変更、通年で販売するお米の算段などなど、5期から継続した案件に対応するうちに時間が過ぎていった。未だ6期の方針さえもスタッフに伝えられていない。
この繰り返しじゃ、たぶん来年も同じことをやっているなと思いつつ、どうすれば脱却できるか悩んでしまう。原因ははっきりしている。僕を経由する仕事や僕がやってしまっている実務が多いことだ。じゃあ、誰かに移管できるのか?そのための人を採用できるのか?と問われれば今は無理。いや、そんな考えじゃ大幅な成長は難しい、思い切って手を打たないと。その覚悟がお前に無いんじゃないか?もっと抜本的な事業の組み替えが必要なのでは?・・・そんなことを考えながら、商談先に車で向かったのが木曜日。
販売強化案件の一環で、訪問したのは友人が経営する会社。プライベートでは家族ぐるみも含めて散々会ってきた仲だけど、初めて会社として仕事を持ちかけた。具体的には個人販売サイトのランディングページの制作とネット広告の運用。会社の格が違いすぎてお願いするに気が引ける面もあったが、快く以上に受けてくれて本当に有難い限り。何度か下打ち合わせして今回初めて会社に訪問した。会社前の駐車場にずらりと並んだ従業員の車。結構高級車が多い、社長の車の場所は、こんなところで会社を知ろうとするクセは営業時代の名残りだな。
会社に入ると予想以上に広々とした空間で、スクール形式に並んだ机から口々にいらっしゃいませの声。社長あてに来たことを伝えると「おっ、誰だ?」的な目線(これは気にしすぎかな、笑)、そして社長登場!案内されて社長室横の会議室に入った。それから3時間、担当者から今回提案頂いたアプリの解説を受け、今後の方針の協議や進め方について話し合った。時々プライベートな話が混じるのはご愛敬、最後は社内を案内してもらって会社を後にした。ちっちゃな案件で申し訳ない限りだけど、本気で取り組んでくれる気持ちが伝わってきて心強い。感謝。
また、友人の経営者としての立ち振る舞いを初めて見て、思うところがあった。いや、ほんと、なかなか凄いヤツと付き合ってきたみたいです。