Vol.494「小回り」
2019年9月7日
それにしても、暑い。盆明けから気温が下がってそれに体が慣れつつあったのか、表示温度以上に暑い気がする。
そんな中、木曜そして本日土曜日は稲刈り。コンバインは1台、運転は基本義弟、僕は小回りたまに運転。小回りとは稲刈りの補助業務の総称を表す地元言葉。刈り残した稲を手刈りしたり、倒れた稲を起こしたり、雑草(ほとんどはヒエ)を刈り取ったり、コンバインに着いた泥を落としたり、詰まった稲を取り除いたり、田の中を歩き回ってぬかるみのひどい場所を探したり、燃料を入れたり、まだまだもっと、挙げればきりばない。
特に今回は盆明けからの雨でぬかるんだ部分が多く、足を取られながら田んぼをあちこちに移動すると尋常じゃないぐらいに汗が噴き出してきた。虫対策で長袖長ズボンにひざ下までのゴムの田靴に帽子と完全防備があだとなり、汗でどんどん動き難くなる。あっちに走ってゼエゼエ、こっちに走ってゼエゼエ、2Lの水筒が1時間ほどでカラになった。更にあの重労働「溝堀り」も加わりさすがに体が悲鳴を上げ始めた。顔が異常に熱く頭痛も伴い、腰を下ろしても汗が止まらない。そして足と手が引きつり力が入らなくなった。何とか離脱はせず17:00に作業終了、家に帰っても汗が当分止まらず夜まで頭痛は続いた。これが木曜の話し。
そして本日、母に午後から妻も加わりフル体制での作業。場所はこの辺りでは最大面積の「大町」、面積は3500平米で何とか2/3は刈り終えたいところだ。で、まずは田んぼに埋まってしまったコンバインの救出から作業は始まった。昨日一人で稲刈りしていた義弟が予想以上のぬかるみにはまってしまい動けなくなったらしい。幸い入口近くなので何とかなりそう。トラクターを出してきてコンバインとワイヤーロープでつなぎバックで引っ張り上げる。ワイヤーロープが張った状態を保ちながら息を合わせるのがなかなか難しいのだけど、実は昨年何度か同様のことがあり義弟も僕も訓練済み。5分ほどで救出は終了した。
その後は前回同様、小回りの人数は増えたけど何せ広いのでキツさは前回同様、あっちへ走り、こっちに走り、水を飲み、稲を刈り、泥を落としetc。日差しは前回よりもさらにキツい。ただ、体は前回よりもかなり楽な感じだった。ちょっと慣れたのかな?田んぼの風を感じる余裕も出て、赤とんぼの舞に思わず「今年も山から下りてきたか」と呟いた。ぬかるんだ場所を避けながらの稲刈りでモザイク模様になったしまったが、予定より1時間早く2/3が終了した。出してきたトラクターで父と母の畑を耕し、これにて本日の業務終了。それなりに疲れたけど心地よさもあるな。
風呂に入って今日こそビール!でも飲んじゃうと使い物にならなくなるので、その前にこの独り言を書いてみました。今日はお好み焼きらしい。焼くのはやっぱり僕。ビールはその後か~。今日は焼きながら飲んじゃおうかな。