48「10年」
2018年12月29日
積雪の白い朝、俊助・佳穂が帰省して少し賑やかな我が家。
昨晩は親子3代5人で出勤し仕分け作業をしたらいつもより1時間も早く終えることができた。嫌がるどころかむしろ積極的に手伝ってくれるのが有難い。3月にリニューアルしたシステムの検品機能に「これは便利、進化してるわ」という俊助の言葉が聞こえてきてちょっと嬉しい。他の機能もなかなか凄いのだよ、と言いたい気持ちをぐっと抑えて佳穂の方に目をやると、すでにベテランの風格で黙々と作業を進めている。時々「次はこれをしようか」と言う内容に仕事の全体像を見ながら作業しているのが分かる。うどん好きが高じて丸亀製麺でバイトをしている彼女が「結構重宝がられてるのよ」と言っていたのもあながち嘘ではなさそうだ。
昨晩は農吉の忘年会に参加した。会の途中で各部門責任者から事業報告をするのだけど、みんな焼肉と仲間内の話に夢中で、各責任者の話は空しく宙に響いた。聞いてもらっていない状態で話をするのはかなり難しく途中で何を話しているのか分からなくなってしまった。聞き手の反応を見ながら話している自分、聞いてもらっている実感が気分を高揚させ、それが話のテンポを良くしているのをしみじみ実感した。
忘年会が終わったのが20時30分、庄原から向原に移動し、こんどはまごやさいの出荷準備。一旦仮眠して深夜に再出動、それ以降は冒頭に書いた通り。朝6時に帰宅し再度仮眠、その後、墓掃除、この独り言、明日の取引先向け農場見学&餅つき交流会の準備と続く。そういえば明日の同窓会での事業紹介の準備もあった。例年通りバタバタの年末。唯一の救いは年賀状を先週に出せたことかな。これだけでも少し気が楽。31日は妻の実家(北九州)に移動。途中、母の実家(山口県田布施町)によって墓参りをする予定だけど、今回は俊助・佳穂がすべて運転してくれるらしいので楽ができそうだ。
9月から始まったまごやさい5期、一応ここまでは予定通り来ることが出来た。農吉も改革の第一段階はほぼ完了、年明けからは両事業とも販売の拡大に軸足を置き、お互いにシナジー効果が出せるように運営していきたいと思う。
あと2日で事業を興して10年が過ぎる。当初思い描いた10年後の姿とは程遠いけど、一応まだ存続していること自体はよしとしよう。
正月は未来を考える時間にしようかな。5年後、10年後のまごやさいがどうなっているか、どうなっていたいか。山登りでもしながら考えるてみよう。
という訳で、今回が今年最後の独り言となります。これまでお読みいただき本当にありがとうございました。
例年通り1月はお休みして2月の第一土曜日から再開する予定です。またお読みいただければ幸いです。
皆様どうか良いお年をお迎えください。