6「借入」
2018年3月11日
急遽、土曜日に名古屋に行くことになり一日遅れでの独り言です。お陰様で娘の佳穂は名古屋大学農学部応用生命科学科に進学が決まりました。応援頂いた皆様、気にかけて頂いた皆様、本当にありがとうございました。結果が出るまでは自分の受験の時よりドキドキしてしまい、結果が出たら出たで一抹の寂しさがあります。そんな私を横眼に、妻はこれで仕事に専念できるなどとおかしなことを言っていたりします。当初9人で生活が始まった我が家も(当時は妹親子や叔母も住んでいました)4月からは両親と我々夫婦の4人生活、一人一部屋でも余ってしまう状況になってしまいました。
とか、感傷に浸っている間もあまりなく、今週はバタバタ・ドキドキの連続だった。何と言っても助成金にまつわるあれこれ。中でも一番冷えたのは資金繰り。今回の新MAGO-NET開発やホームページ・パンフレット類のリニューアルは「新連携」事業認定事業者限定の助成金を活用しており、今後の事業成長に向けた投資額の2/3が助成される。特に新MAGO-NETの開発は今後の展開のためには必須であったが、再開発となるとかなりの資金が必要になり、この助成金を活用しなければ到底難しかった。
助成金は実際に支払った金額が対象となる。要は先に投資した金額を全額自分で支払って、その事実を確認した後に助成金が下りてくる。その先に支払うお金が現預貯金で到底足りず、銀行に事情を説明して金額相当額の融資枠を予め確保していた。対象経費の請求がある度に銀行から引き出して支払っていたのだが、そのうち日々日々の事業経費の支払いにも充てられた格好となった。恥ずかしいことに昨年秋以降の野菜不足で収益が悪化し、運転資金が目減りしていたのを見逃していた。そしてこの3月の大きな支払いが融資枠を上限まで使っても足りないことに最近気付いた。
払えなければ助成対象とならず、その金額を全て有利子負債にすると事業運営が困難になることは容易に想像できた。気付いたのは土曜の夜。追加の借り入れができるだろうか、胃が締め付けられる感覚を引きずりながら月曜の朝を待った。そして朝イチ、銀行の担当者に連絡を入れた。幸い事情を理解頂き早期に別枠で融資して頂けることになった。ずっと事業状況を定期的に報告しており、またこれまで事業がほぼ計画通りにきていることが評価されたようだった。
とはいえ、全額ではないにせよ借入れは増える。法人化した時の借入れもまだ返済途中。足元の事業でしっかり利益を生み出せなければ早晩運営は行き詰る。3月から4期の下期。前半のマイナスを取り返して、且つ利益を上乗せできるよう頑張るしかない。ほんと、気合が入ります。