2018年初号「歩み」
2018年2月3日
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年も週イチ(基本は土曜日更新)であれこれあったこと、思うところを書いていきます。宜しければご覧下さい。
まず、予告から。
今ご覧頂いているまごやさいのホームページですが、3月末に引っ越しする予定です。ホームページだけでなく、野菜を売っている販売サイトも、私のメールアドレスも全部変わります。これは、まごやさい新システム(MAGO-NETと命名)のカットオーバーに伴うもので、時期が来ましたらこのホームページでもご案内します。合わせて販促物関係も新調&リニューアル中。並行してアレコレ進んでおり完全に私の許容範囲を越えています。本当に上手くいくのだろうか。。。
さて、まごやさいの2018年は餅つきの準備から始まった。これ、自家用の話しではなく、取引先の飲食店の方々を招いての「餅つき交流会」のこと。妻が起案したもので、当初話しがあった時、僕は正直乗り気でなかった。普段お世話になっているお店の皆さんに感謝を伝え、まごやさいを使う(おそらく思考やこだわりが近い)お店同士の交流はきっと喜ばれるはず!できれば実際野菜ができる畑も見てもらいたい、というのが妻の考え。一方、僕は(一応、元飲食店経営者の感覚として)年末まで忙しく年始(開催は1/3)ぐらいはゆっくりしたいはず、わざわざ1時間もかけて極寒の向原にお越しになる方がいるだろうかという懸念がぬぐえなかった。
しかし、折角現場が意志を持ってやりたいと言ってきたこと、良い機会だと思い実施を了承。僕は指示を受けて案内チラシを作成する等サポートに回った。取引先に配って応募を待ったところ何と10組を越えるお取引先から参加の意思表示があった。1組5名まで参加可能にしており人数にして30人以上のご参加、お持ち帰り用の餅(1臼約1.5升で1000円/丸餅が40個はできます)も全組申し込み、地元の子どもたちもスタッフとして参加してくれて何とも賑やかな交流会となった。次回の開催を望む声も多数いただき、早くも次回の企画を考えている様子だ。
1月中旬にはアンケートを実施した。これは広島大学との共同研究の一環で、まごやさいの出荷農家とお取引先飲食店の実態調査のためのもの。結構ボリュームのあるアンケートでA3両面にびっしり質問項目が書いてある。内容を見た時にまず浮かんだのは「本当に書いてもらえるだろうか」という懸念。回収率50%を越えたら上出来だと思い回収目標をそれぞれ20部に設定。ご協力の案内文を添えて農家さん・お取引先に配布したところ、何とそれぞれ90%を越える回収率になった。農家さんは40軒配ったうち1軒の除き期間内に回収。少し遅れてその1軒もお持ちになられたので実質100%、内容もしっかり書いてあり、実際にご覧になった大学の先生はその質の高さに驚かれていたようだった。お取引先もしかり、率直なご意見も多数書いて頂いており、今後の事業運営の大きなヒントにもなりそうだ。本当に素晴らしい農家さんと飲食店さんに我々は支えられていると改めて思った。
農吉は昨年と同じペースで行っており、2月から事業の転換を図っていく予定。1月下旬には南伊豆に導入頂いたシステムが実稼働し始め、九州の新規案件も実証実験が2月から開始された。何だか怒涛の2月の予感、ここを乗り切れば彼方を見渡す地平線が見えてくるかも。
たぶん、越えてもまた更に高い山があるんだろうけどね、それはそれで楽しみ。越えないと見えない山がある。あれこれあるのを言い訳にして、全部中途半端に、やったことだけで満足したりしたら駄目だ。焦らず、こんな時こそ一歩一歩、着実に歩みを進めたい。
皆様、今年も宜しくお願いいたします。