30「世羅での話」
2018年8月25日
あっという間に8月も終盤。まごやさい4期の決算月もいつも通りで、週3日は庄原での出荷作業、週3日深夜は向原で注文品の仕分け、その他の時間はシステム入力か広島に行って営業という日々。
そんな中、今週は世羅町ブランド推進プロジェクトの招きでまごやさいの事業紹介をした。おそらく広島県下では最も農産物がブランド化された地域で、最近はTV・ラジオコマーシャルもバンバン流れており、我々の出る幕なんて無いのではと思ったりもするが、折角お声がけ頂いたし、もしかしたら何かお役に立てることがあるかもしれないと依頼を受けた次第だ。
木曜午後3時、世羅町役場南館3Fの会場に入ると約20人ほどが着座されていた。見回すと農吉の取引農家さんや元ご近所さん(世羅町に移住された)の顔があった。僕が話すのを何かでお知りになり、わざわざ来て下さったようだった。その方々への挨拶もそこそこに、バタバタとパワーポイントの動作確認をして早速話し始めることになった。ご参加者をよく見ると農家さんぽい方以外に、ガソリンスタンドの服を着た人や、何やらアカデミックな雰囲気を醸している人、行政関係者や会社員と思われる人など結構多様な顔ぶれ。持ち時間は90分、おそらく参加された目的はそれぞれ違うのだろうなと思いつつ、分かっても話す内容は変えれないよねと頭の中で独り言をつぶやき、いつものように話を始めた。
事業紹介は約1時間、概ね反応は(たぶん)悪くなかったように思う。その後は質問をお受けし約30分ほど受け答えをして会は終了した。帰り際に名刺交換をしたら飲食店の方(アカデミックな雰囲気の方は地元飲食店協会の会長さんだった)もそこそこおられ、立ち話をするうちに地元の課題が見えてきた。県下有数の農業の盛んな地域なのに野菜はスーパーで県外産を使うことが多く、地元産を使いたいのだけどうまく流通できていないとのこと。その解決策の一つとしてMAGO-NETが活用できないかと興味をお持ち頂いたようだった。
それであれば少しはお役に立てるかもと、今後継続して情報交換をすることにして帰路についた。世羅台地の伸びやかな風景と綺麗に草を刈ってある美しい圃場のを見ながら、そこで作られる農産物が地元で流通する光景を想像し気分が高揚した。また、世羅は地場野菜マーケットを創るために是非連携したい地域でもあり、その足掛かりとしても意味のある機会となったように思う。
まごやさいの4期、事業の基盤となるシステムを刷新し、農吉との連携、その他も希望の芽が出てきた半面、足元の業績は到底胸を張れるものではなかった。5期をどうするか、、、ひとまず寝てからまた考えよう。