45「変遷」

土曜の昼下がり、外に目をやるとチラチラ雪が。3日前は確か20度近くまであったはずだけど、この寒暖差に体がおかしくなりそう。

体といえば、そう体重。現在73kg(身長172cmなので重め)で2か月前は確か78kgあった。特にダイエットの類をしているわけではなく間食を減らしたのがその要因かも。
ちなみに、学生時代は大体65kgぐらい、社会人になってからもしばらくそれをキープしていたが、年齢を重ねるごとに体重も増え、37歳の時に80kgを超えてしまった。

さすがにまずいと思い、当時東京で一人暮らしをしていた僕は早朝のジョギングを始めた。朝5時に起きて1.5kmほど先の羽根木公園(プレーパークでちょっと知られている)まで走り、1週1kmぐらいの公園の外周を2~3週、シャワーを浴びて出勤する生活に変えた。すると、1年後には72kgになった。

40歳で広島に帰り農業体験のための畑の整備と広場の開墾から事業を始めた。毎日毎日、土と石との格闘。特に家の裏の空き地を借りて畑にした時のことは今でも鮮明に覚えている。そこにはかつて家があり、僕が小学生の頃には空き家となり、Uターンした時は雑草ぼうぼうの平地となっていた。周囲からは「イノシシの巣」と呼ばれ、ここを隠れ家に周囲を畑の畑を荒らすので困るとご近所さんが話していた。所有者は広島市内にいて勝手に手が出せず、困りながらもご近所さんたちは放置していたようだ。そうか、ここを体験用の畑にすればイノシシも来なくなるし家から近くて便利だし一石二鳥じゃんと思いつき、所有者に話に行き快諾された。(この辺りの経緯は2009年の独り言に記載 http://ww7.enjoy.ne.jp/~magoyasaiari/contents11.html )ご近所さんも喜んでめでたしめでたし、だったはずがここからが大変だった。何せ家の跡地。草の下は石だらけだった。まず現れたのは石畳の石、少し掘ると今度は基礎部分の石。特に基礎の石は数十kgあるものばかりで動かすことすら難しい。来る日も来る日も金棒とツルハシで石の周囲を掘り、テコで動かしながら整備を進めた。さらに悪いことにその場所は石山で至る所に花崗岩が埋まっている。腱鞘炎にばね指も併発、ぎっくり腰まで加わって満身創痍。途中でやめるわけにもいかず約2か月。整備を終えたころには体重は68kgになっていた。

その後、並木通りにdining&bar be をオープンし、早朝から深夜までフル稼働の状態となり体重は67kgまで落ちた。が、ここから増加の一途をたどる。原因は車の行き帰りの間食。特に深夜にbeから家に帰るときはあまりの眠さに何か口に入れておかないとやばい感じだった。加えて、まかないに試食といつも口を動かしている状況で、2年たったころには78kgに。野菜販売を始めて農作業も減り、体重は高位安定してつい最近までに至っていた。

庄原との往復の間も最近までは間食タイムとなりがちだったが、無くても大丈夫な感じになってきた。できれば70kgを切るぐらいまではいきたいが、これは目標にせずにおこう。
どうでもよい体重の話、これでおしまい。

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