25「毎度のことです」

今回からワードプレスという作成ソフトを使って書いています。これまでホームページビルダーを使い続けてきたのでどうも違和感があります。例えが適切かどうかは?ですがミッション車からオートマ車に乗り換えた感じ。デジタルな計器が随所にあって何をどう見るのかよくわからず、勝手に文章の問題点や改善点が表示され、どうも調子が出ないですね。

てなことを言いながら、文才のなさを作成ソフトのせいにしても仕方がなく、今回もよろしければお付き合いください。

今日は岡山清心女子高校2回目の訪問日。初回は中高校生向けの講演で、今回は岡山県内のユネスコスクールの交流会に参加した。

交流会と名前はついているが、これから各校交えて活動していく為のキックオフ的な位置付けで、社会的課題をテーマにしたグループワークがメイン。その呼び水的な話をするのと、グループワークのサポートで呼ばれた次第。打ち合わせの開始が12:15。ナビタイムの予想所用時間(車)は2時間10分。さすがに遅れる訳にいかず、至る所で渋滞が起こっている状況を勘案して9:00には出発したいところ。例のごとく野菜の出荷作業が押してしまい家に帰ったのは6:30。2時間ほど仮眠した寝ぼけた頭で、車で聞くCDだけはしっかり握って家を出たら、途中で携帯を忘れたのに気付いてUターン。結局予定の15分遅れで出発した。

志和口の山越えルートが通行止めなので、上深川まで下って広島北ICから倉敷に向かった。案の定、上深川から広島北ICの間が2か所渋滞。10:20過ぎ広島北ICに到着、快晴の山陽道をひたすら東へ。途中、志和や西条、三原までに至る所で土砂崩れの痕跡が見られた。山陽道に直接土砂が達したと思われる大きな山の切れ目も数か所、まだ中央分離帯付近に砂が残っており、よくこの短期間で復旧できたものだと感心してしまった。

11:40現地近くに到着。コンビニに車を止めて軽く昼食を取り、予定の時間に学校に入った。ますはプログラムの確認と打ち合わせ。司会の高校生と大学生が今日の流れを説明してくれた。結構盛り沢山。一応、僕が事業説明をする時間があるのだが、要約して話して後は質問を受けながら参加者の理解を深め、社会的課題に実際に(やりがいをもって?)取り組んいる実例を示すことで、その後のグループワークの活性化に繋がるようにしたい意図が感じられた。上手くその方向に持っていけるだろうか、結構盛り沢山のゲームをするんだな、グループワークと発表の時間が少し短めかな、などと考えながら聞いていた。

6人テーブル×11組、オブザーバーの先生なども含めると80人前後の結構な参加人数。その前で、女子高生3人組が寸劇的な会話も交えながら会はスタートした。頑張っている感じが伝わってくる。そのマイクを次は大学生が受けて、今度は身近なお兄さんお姉さん風に話を進めていった。

僕の登場は会が始まって30分ほどしてから。用意していた野菜を示して「これってもしかして有政さんの野菜?今日来てくれているのかな」(司会者は清心女子高の生徒なので知り合い)という合図で有政登場。参加者の大半はキョトン、その中を後方から頭をかきながら前に出た。すかさず大学生が「この人は誰ですか?」「いや、私は広島から来た有政というものです。地元の小さな農家さん云々・・・」という感じで事業紹介がスタートした。

一応、それなりに話しはしたものの反応はイマイチ、大学生が想定していた参加者から質問の手がどんどん挙がってくることもなく、大学生のみが質問する状況となった。ここで僕が痛恨のミス。当初打ち合わせをしていた質問(その質問の回答で後のグループワークにつなぐはずだった)を拾うことが出来ず、意図とは違うトンチンカンな答えになってしまった。何となくアレレといった雰囲気、察して何とかリカバーしようと話に熱を入れるほどアレレ増幅。消化不良のままいったん休憩となった。

本来は休憩後にグループワークを始める予定だったが、少しプログラムを変えて再度質問からスタート。一応意図に近い回答をしてグループワークに入っていった。こちらはそれなりに盛り上がり、僕もサポート役として各テーブルを回ってみるものの、個人的にはどうも参加者との距離感が遠い気がして生煮え状態。幸い、その後の発表は素晴らしくちょっと安堵、最後に僕から講評的な話をして会は終了した。

帰り道、気持ちをえぐるように今日を振り返った。あれこれ考える中で一番の反省点はこれ。「自分が何とかしてやろうとしていたのではないか」

運営の主体は高校生、上手くいく、いかないも彼女たち主導で進めるべきだった。僕はあくまで運営上の材料の一つ、ツールに徹すればよかったのに、変に持ち上げられて勘違いしたのが失敗の元。毎度の反省ばかりで自分が嫌になるな、などと考えていたら、山陽道の電光掲示板に「西条ー広島東 渋滞10km」の文字が。マジか~とつぶやいた後に、ふと思いついた。尾道道経由で三良坂から地道を帰ったらいいじゃん、ほどなく尾道道に入ると、これがすこぶる快適。2時間10分の予定が15分も早く家に着いてしまった。ちょっとだけ、心が軽くなった。

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