22「MYホームページ」

 先にお知らせから。約10年運用したこの会社ホームページを近々引っ越しいたしますす。引っ越し先が決まりましたら本ホームページでもご案内いたします。新ホームページは更にパワーアップして運用する予定です。

 という訳で、今回はホームページ(以下HP)の思い出など徒然に。

 2009年、東京から帰って来た時、まず最初にしたのは家電量販店でパソコンとHP作成ソフトを買うことだった。

 会員制の農業体験と野菜宅配で事業を立ち上げるべく、その存在を知ってもらうために、内容を理解してもらうためにHPを作ることは必須だと考えた。しかし、HPの作成をプロに依頼するだけのお金もなく、HP作成ソフト「ホームページビルダー」を買って自作することにした。

 人間、本気になればそれなりに出来るもので、ガイド本を必死に読み込んで制作を開始した。しばらくして、制作スキルが大事なのではなくて、内容こそが大事なんだということを理解した。綺麗に制作されたサイトでも内容が薄っぺらければ読まれない。HPから発せられる熱意みたいなものが内容を見ようという気にさせ、それは作り手の思いが乗り移るのではないかと思った。

 それから約1カ月、ホームページビルダーはほとんど触らず、ひたすら事業の内容を考え、それをなるべく図などで表現していった。HPに掲載するには文章主体より画像主体の方が適しているからだ。独立前に散々事業を考えたつもりでいたが図示できるレベルには至ってなかった。結果的にこの期間は貴重なものになった。事業内容が明確にできたことはもちろん、その後の事業プレゼンだったり、講演などの時も、その時に散々考え自分なりに表現したことを未だに応用している。

 考えればアイデアは出てくるもので、結果的にHPの掲載内容がどんどん増えていった。事業内容やサービス内容以外にも、この独り言もそうだし、佳穂の週記、地元の生き物紹介、農業体験写真サービス、しょうりき応援団、事業写真史などの補完的コンテンツも増えていった。そして、ひたすら制作すること2カ月、約50ページのHPが完成した。

 その後何度か大幅改装して現在に至る。どれだけの時間をHPに費やしただろうか。ホームページビルダーをインストールした富士通のパソコンは今ではキーボードのボタンが何個か外れ、「1」「Shift」キーは押しても反応しない。これがとてもとても使い難い(苦笑)。それどころかパソコンがいつクラッシュするかもしれない恐怖、動作があやしくなる度にドキドキ・ビクビク。それももうすぐ解放される。

 一応、新HPでもこの独り言はまだ続けるつもりですので、是非お付き合いください。

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