21「モードチェンジ」

 ワールドカップの試合が気になって仕方が無い。初戦で奇跡(好運?)の勝利を挙げた日本戦はもちろんだけど、国を問わずできれば全部試合が見たいぐらい。リーグ戦とは違う超真剣勝負は心が熱くなる。

 とか言っている僕も毎日が真剣勝負。まごやさいをどうやって持続できる事業にしていくか、農吉をどう進めていくか、狭域野菜流通をいかにして広げていくか。才能もないのにあれこれ手を出して自ら首を絞めている状態。とはいえ、自分の中では全て繋がっており絶対やりたいこと、体を張って泥臭く走り回り、手を抜かず、真剣にやっていくことぐらいしか僕にはできない。

 昨日は農吉の株主総会があった。僕は2回目の参加。農吉は元々地元の保育所が統合される際に、その運営受け皿として作られた会社で、株主も過半は地元の有力者で構成されている。主事業は保育所の受託運営で野菜販売事業は副業的存在。そんな中に野菜担当の取締役として市外から若造が来たので、株主には初めかなり違和感があったのではないかと思う。

 また、野菜販売事業は地元外からの野菜集荷が中心で、地元の方の事業認知は低く、事業内容もほとんど理解されていなかったようだ。それが、昨年秋から地元農家中心の集荷形態に切り替え、地元の方の接点が増えるにつれて少し見え方が変わってきたように思う。また、地元自治振興区とも連携を取るようになり、それなりに良い関係が出来つつある。

 総会の後、株主で出荷農家でもある方から、今度飲もうやと誘われたのは嬉しかった。是非今の取り組みを進めてもらいたい、農家として農吉にこんなことを期待したい等と話される姿を見ながら、より地元に必要とされる事業にしていきたいと強く思った。1年半、出荷現場に張り付き、農家さんと向き合い、どう野菜を出荷頂き、いかに納品まで繋げていくかを考え続けてきた。それは一応形になった。今度はまごやさいと完全連動、そして顧客のすそ野拡大。

 おそらく農吉の生産ポテンシャルはまごやさいの数倍ある。まごやさいも出荷者は増え続けており、既に生産力を十分生かしているとは言い難い。ここから先は顧客の拡大が事業の拡大となる。目指すは直接販売先の倍増、モードチェンジして顧客拡大に注力していこうと思う。

 というわけで、まごやさい&農吉100%地元野菜連合は広島市内の飲食店お取引先大募集中です!

 多種多様(約400種/おそらく1団体の生産種類から考えると日本有数だと思います)な旬の地元野菜を、収穫翌日に保冷車でお店までお届け、しかもご注文は超簡単にスマホでOK、場合によってはご希望の野菜まで作ります!という他にはなかなかないサービス。もしご興味をお持ち頂けそうなお店があれば、是非有政までご一報ください!何卒宜しくお願いいたします。

TEL : 080-6651-0271
Mail : magoyasaiari@hi.enjoy.ne.jp

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